Book Detail
ウォルター・スコットの日記1
Synopsis
あらすじ
『アイヴァンホー』『ロブ・ロイ』『湖上の美人』などで知られる十九世紀英国文学の巨匠、ウォルター・スコット。本書は、そのスコット自身が晩年に書き残した貴重な日記の第一部を、現代日本語で読みやすく翻訳したものです。ここには、偉大な文豪の「完成された姿」ではなく、一人の人間としてのスコットがいます。経済的な苦境に立たされながらも執筆を続ける日々。家族や友人との交流。政界や文学界の噂話。旅行の記録。体調への不安。そして、創作に向き合う作家としての率直な思索――。華やかな歴史小説の作者が、実際にはどのような生活を送り、何を考え、どのように時代を見つめていたのか。この日記には、一八二〇年代の英国社会が息づいています。王侯貴族、出版人、政治家、学者、地方の人々。スコットが出会う人々の姿が、飾り気のない言葉で次々と描かれていきます。また本書は単なる文学資料ではありません。まるで二百年前の人物の私的なノートを覗き見るような、不思議な親近感があります。忙しさに追われる日。仕事が思うように進まない日。友人との楽しい夕べ。将来への不安。そうした感情は現代人と驚くほど変わりません。本書を読めば、文学史の教科書に載る「文豪ウォルター・スコット」が、血の通った一人の人間として立ち上がってくるでしょう。原文の内容をできる限り忠実に伝えながら、現代の読者が無理なく読み進められる自然な日本語で翻訳しました。英国文学ファンはもちろん、歴史好き、伝記好き、日記文学の愛読者、そして「本物の人間の声」に触れたいすべての読者におすすめの一冊です。――二百年前の文豪の日常を、ぜひ覗いてみてください。
Hitokoto
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