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イプセン全集3

ヘンリック・イプセン

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Synopsis

あらすじ

理想のために、どこまで人は捧げられるのか――。 イプセン全集 第三巻では、ノルウェー近代劇の巨人ヘンリック・イプセンの代表的な詩劇『ブランド』を収録。主人公ブランドは、妥協を拒み、「すべてか、無か」という苛烈な信念を掲げる牧師。彼は信仰、家族、愛、共同体、そして自分自身の魂までも賭けて、徹底した理想を追い求めます。しかし、その道の先に待つのは救いなのか、それとも破滅なのか。妻アグネスとの愛と喪失、町長や主任牧師との思想的対立、揺れ動く民衆、そして荒野に響く神秘的な声――本作は、宗教劇でありながら、人間の弱さ、欲望、孤独、信念の暴力性を鋭く描いた、圧倒的な心理ドラマでもあります。『人形の家』や『幽霊』で知られるイプセンの社会劇へつながる思想の源流が、ここにあります。理想主義の美しさと恐ろしさ、信仰と愛の衝突、個人と社会の断絶――そのすべてが、息をのむ劇的緊張の中で展開します。信念に生きるとは何か。妥協しない魂は、人を救うのか、それとも愛する者を傷つけるのか。読む者の胸に深く突き刺さる、イプセン渾身の劇詩。近代演劇、哲学的文学、宗教と人間の葛藤に関心のある方におすすめの一冊です。

Hitokoto

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