デビュー作に600ページ弱の紙幅を与えてるだけでも売り出しの気合の入りようは伺えようもの。終盤の急旋回からの怒涛の謎解きは圧巻。「ドルリー・レーンの聴覚障害者設定はファンタジー」と断じたり、題材を真摯に扱おうという姿勢もよく伝わる。(そのために感情がザラつく場面が多いんだけど。)あとレーン四部作の結末を注意書き無しにバリバリに割っていて、これはそうしないと避けたり積んだりされると危惧したのかも。
Book Detail
名探偵の君へ
Synopsis
あらすじ
名探偵・斑猫雪羽の遺児、斑猫キリカ。ミステリ作家志望の岩崎理人は、聴覚障害を抱えるキリカと怪しげな実験に参加するため孤島へと渡る。無視される懊悩、届かない無力さ。痛みを知らないひとに探偵は務まらない。巨匠エラリー・クイーンが生んだ聾の名探偵ドルリー・レーンに捧ぐ、本格愛に満ちた孤島ミステリ!
Hitokoto
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