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ある兵士の物語

山中與隆

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Synopsis

あらすじ

毛利元就が中国地方の覇者への道をひた走る時代に、元就の本拠地吉田郡山城下の農民与兵は、戦に彼も家族も巻き込まれて過酷な運命に翻弄されながら生きてゆく。作者は元就自筆の「毛利元就郡山籠城日記」(山口県防府市の毛利博物館蔵)の存在を知り、史実や軍記物を参考にして実在の合戦や武将を登場させながら、陽を当てられない名も無い百姓兵士とその家族の人生をフィクションとして描いた。 あらすじ 与兵は30半ばの百姓の男。大工の弟次平には嫁の百と4才の男児源がいる。母親を亡くした与兵は父太平と二人暮らしだったが、次平の仲立ちで嫁峰をもらった。峰がちょうど身籠ったところに尼子の郡山城攻めの噂が流れ、じきにふれが出たため、全領民の大群衆が郡山城へ入った。尼子方兵力30000に対して毛利方は2500、呼びかけに応じて与兵も次平も志願兵になった。籠城生活は長く領民達は日常とかけ離れた困難な暮らしの中に置かれ非業の死を遂げる者もあり、峰は流産の後が悪くて死んでしまった。 籠城というのは今なら大災害時の長期の避難生活に似ている。発生する問題は想定外だ。それが非常にリアルに描かれている。志願兵達が戦いの現場や後方での仕事を初めて経験する場面も詳しく描かれていて死との遭遇の場面は恐怖だ。戦闘というものは死と向き合うという点では昔も今も変らないであろう。 大内氏の援軍10000の到着と加勢で尼子軍は撤退した。尼子追撃隊に加わった弟次平が行方知れずになった。戦いは終わったが嫁の峰はもういない。その後も佐東銀山城の戦い、第1次月山富田城の戦い、厳島の戦いがあった。また毛利領内では井上一族の誅殺というおぞましい事件も起こった。 物語は様々に展開しながらまだまだ続く。与兵達の運命は? 著者紹介 ー1939年~2021年ー 著者プロフィール(2020年5月)より 「名古屋生れ、広島大学卒。小学校の教員暦七年、その後一般のサラリーマンを三十数年。いまはリタイアして悠々自適の生活を享受中。大学時代に始めた弦楽器(初めはヴィオラ、その後チェロ)を今も続けている一方、小説や随筆の執筆にも力を入れたいと思っています。 書くものとしては文学的なものから推理もの、歴史もの、恋愛もの、ファンタジー、社会派的なものなどジャンルを選びませんが、常にベースには何らかの形で音楽が絡んだものにしたいと考えています。 ライフワークとしたい目標は、音楽を前面に出したもので読者の方々に小説としての読み応えと、そこに登場する音楽を是非聴きたいと思ってもらえるような、しかも私の著述によってその物語にも音楽にも感動してもらえるような作品を完成させたいと思っています。」

Hitokoto

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