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拝啓、世界

大友 青

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Synopsis

あらすじ

空の色は何色に見える? 人生というものを斜に構えて見ている大学生の和田一矢は、やりたくない仕事はたくさんあれど、将来の夢ややりたい仕事はなかった。 そんな和田は高校からの同級生である垣内里奈の思想に惹かれていく。 「私ね、小学校教師になりたいんだ」 「どうして?」 「この世界を変えるため――」 「なに? 正義のヒーローにでもなるの?」 「そうだよ」 「今の時代って人に取り繕うことしか考えてなくて、全然本心をだせていないんじゃないかな、って思うんだよ。 取り繕うことが必要な時もあるとは思う、でもそればかりで築いた信頼関係って本当に信頼関係なのかな。まっすぐ向きあって、そのことに対して良くなる方向にすすめて、そこに先輩だとか、上司だとかってなにの意味があるのかな。 日本経済も今のままじゃ危ういよね。 友達って一体なんなのかな? 嘘に嘘を重ねて、天使のような笑顔の裏には、本物の悪魔がいるんだよ。 私もそうじゃないのか? っていわれたら、そうなのかもしれない。でもそれってすごく気持ちが悪い……なにが悪いかなんて考えてもキリがないから、私はもう大人になってしまって戻ることはできないかもしれないけれど、小さな子供にはそんなことを教えたくない。そうなって欲しくない。そう思うんだ。 だから、私は小学校教師になって、小さな子供を邪悪な大人から守る正義のヒーローになりたい――」 「いいなそれ……すごく」 その日、里奈はストーカーに殺された。 それから1年後、一矢は教師になった。 子供や大人たちに翻弄され、 苦悩し、考え、諦め、そして生きていく――。 人生ってなんだ。 世界ってなんだ。 空の色は何色だ。

Hitokoto

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