Book Detail
罠(ワナ)帝銀事件 平沢無罪に迫る!!【二巻】
Synopsis
あらすじ
あらすじ・内容当時、毒物のどの字も分からない、一介の画家にすぎなかった平沢が、はたしてこの事件を出来たか出来ないか。 その根本的なことが、検討されていない、極めて不当な判決。 そこには平沢でっち上げの、警察の仕掛けた、おぞましい罠。この事件の矛盾を突き詰め、平沢無罪に迫る。 帝銀事件一度目の未遂事件と称される、安田銀行荏原支店に、厚生省予防局を名乗る、松井という男が、支店長目通りをたのむ。 平沢を犯人とでっち上げる、決め手となる、松井蔚の名刺を差し出す。 集団赤痢発生と持ちかける。二度目の未遂事件と称される、三菱銀行中井支店に、先の安田銀行荏原支店同様の風体をした男が、同じ調子で訪れる。 厚生技官医学博士山口二郎の、架空の名刺を、渡す。 支店長の強腰の態度というものに、一枚の為替にと、無色の液体をふりかけ退散。 平沢逮捕でっち上げえの決め手、松井蔚の名刺。 この後起きる帝銀事件で犯人の男は、奪った小切手を現金化する。犯人が直接手を触れた小切手と、二つの名刺三点をつなげるのは、指紋のみ。 平沢の指紋、一点も発見されず、三点をつなぐ真犯人の指紋が、あったはず。 現場にただの一つも残されていない平沢の指紋を、松井蔚の名刺に、むりやりつなぎ止めた、警察の仕掛けた、おぞましい第一弾目の罠。 つまり犯人の男が、直接手を触れることとなる、直結する証拠となるのは、この小切手と犯人とされる男が差し出した、二つの銀ふ行の未遂事件の、二つの名刺となるわけだ。 しかしここで重大なことは、この二つの銀行の事件を、帝銀事件の未遂事件と、決めつけたことだろう。つまり現金化した小切手と、この二つ名刺、とりわけ最初の安田銀行の荏原支店の、松井蔚の名刺である。 これが三菱銀行中井支店で使われた、山口二郎の名刺と抱き合わせで、未遂と断定したことだろう。ならばこの三点をつなげるとならば、それは指紋以外、一体全体なにがあらざるかである。 そこでこの帝銀事件を通して、平沢の指紋はただの一点も、発見されていない。これはなにを意味するかとならば、小切手と松井蔚の名刺にと、つながる真犯人に一致する指紋が、あったことにとほかならず、ということである。 この二銀行の事件を、未遂事件と断定するとならば、これ以外絶対にあり得ない。もしだもし、これを隠してのものとならば、証拠の捏造である。これは重大な犯罪だ。それはまぎれなく司法制度を、根底からくつがえすものだ。 これはあきらかにと平沢でっち上げ、奈落の谷底えと蹴落とす、警察の仕掛けたおぞましい第1弾めの罠だった。そもそも平沢と帝銀事件の接点とならば、この松井蔚の名刺、ただ一点のみなのだ。
Hitokoto
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