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橘外男選集2 神の地は汚された

橘外男

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Synopsis

あらすじ

直木賞作家が描く、見捨てられた満州開拓民の物語 ソ連軍がなだれ込んで来ると地獄の日々が始まった。 一方そんな状況でも、命を危険にさらして他人を助けようとする者もいた。 「新京・哈爾賓赤毛布」「甘粕大尉とその子分」「麻袋の行列」「思い出の満鉄マン」「黒龍江の空に」5編を収録。 新京・哈爾賓赤毛布 日本の傀儡国家・満州国へ、調査団の一員として訪れた著者。ロシア人や満州人でごった返し、活気に溢れていた頃の満州を描く。 甘粕大尉とその子分 混迷し始めた大東亜戦争により仕事を奪われた橘は、生活するために満洲映画協会に仕事を得て、満州にわたってくる。そこで、“満州国のボス”甘粕大尉と会った。 麻袋の行列 日本が敗戦しソ連軍が侵攻してくると、関東軍上層部は住民を捨てて日本に帰国してしまう。残された開拓団は、女を陵辱しつづけるソ連兵や略奪しにくる中国人、伝染病、飢餓によりバタバタと倒れていく。 涙をのんで病人や負傷者、老人、子供を手にかけ、男も女も裸同然で憑かれたようにハルビンへと進んだ。 思い出の満鉄マン 冬が近づいてくると、暖をとるために入手困難となった石炭をなんとか確保しなければならなかった。ソ連は満州鉄道により満州の資材をシベリアに運んでいたが、日本人の機関手はソ連軍の監視兵の目を盗んで、日本人のために石炭を線路脇に巻く。 しかしある日、とうとう監視兵に見つかり、事件が起きる。 黒龍江の空に 日本人が権勢を奮っていた時代。経理部長だった橘は、日本人の夫に捨てられ、幼子を抱えて極貧生活を送る白系ロシア人・ヴェーラを哀れむ。 しかしソ連軍の侵攻により、状況は一変。捕えられればシベリアへ送られるため、ソ連憲兵から逃げ回っていたが、ある夜ついに捕まってしまう。 ■著者略歴 橘 外男 1894年石川県生まれ。生後まもなく軍人たった父の転任地・高崎に移る。軍人家庭の厳しい躾に反発、中学を退学処分となり、札幌の叔父のもとに預けられる。その後、貿易商館、医療機器店など職を転々とするが、1936年『文藝春秋』の実話募集に『酒場ルーレット紛擾記』が入選、1938年『ナリン殿下への回想』で第7回直木賞を受賞。

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