世々のまにまに
あらすじ
次にこちら側に来た時、今度こそあなたは人間に戻ることが出来ない。代わりに私の元で、『太く短い幸せ』……本来あるべきだった寿命と引き換えに、老いることのない健全な身体と、誰に煩わされることもない穏やかな生活を与えてあげる。 世界には三つの姿があった。 人が夢見し世界、現し世。 妖怪が蠢く世界、隠り世。 自然が座する世界、黄泉平坂。 その内が一つ、黄泉平坂――静謐に満ちては、世界を渡す通り道。 人も、妖怪も、何者の姿も見えることなきその坦々たる地に、わざわざ居を構える物好きがいた。 その一人、妖狐のカヨ。 その一人、妖狐の那摘(なつみ)。 そして、天狗のかるら。 彼女たちは人攫い。 現し世の少女を連れ去り、黄泉平坂に閉じ込める悪い妖怪。 彼女たちは救い手。 現し世を儚む少女を助け匿う、心優しき妖怪。 これは――そんな彼女たちと少女が織りなす、万華鏡のような物語。 【世々のまにまにシリーズ】 登場人物のほとんどが少女のみとなるオムニバス形式の創作小説です。 物語は複数の作品群から成りますがどの作品からでもお好みでお楽しみいただけます。 本巻は、美しきものを愛でる少女 佐倉佐百合の物語となります。
現状、登録データはBookWalker のデータをもとに作成しています。巻数については購入特典等も含みます。
ゲストの「そうだね」はこのブラウザに保存されます。